芸能界におけるメンタルヘルスケアの広がりを求めます

芸能界で働く全ての方に対するメンタルヘルスケアがより充実したものとなりますように

深田恭子さんの復帰に思う

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Jeon Sang-OによるPixabayからの画像

 

丁度昨日、女優の深田恭子さんのお仕事の復帰が発表されました。報道によれば、深田さんは5月下旬から適応障害のため、暫(しばら)くお仕事をお休みされていたのですよね。まずは無事の復帰を心からお祝い申し上げますとともに、久々にお顔を見せてくださったことをとてもうれしく思います。

そんな喜ばしい気持ちで深田さん復帰の Yahoo! ニュースを読んでいたわたくしなのですが、コメント欄のトップのほうに「復帰が早すぎるのでは?」といった皆さまのコメントが並んでおりまして。それらを読んで、わたくしも思わず「うーむ」と唸ってしまいました。自分自身、過去本当に長い間「うつ状態」であった者としては、確かに、ちょっと復帰がお早いのではないの? と思う気持ちもあって。

それに、報道用に提示された、来年のカレンダーのために撮影されたと思(おぼ)しきお写真も、なぜか(?)セクシーな感じのもので、暫くお仕事をお休みされていたかたの復帰のニュースにはちょっとふさわしくないんじゃないの? と正直思ったのでした。それに、心なしか、深田さん、やはりまだどこか本調子ではないようにもお見受けしますし……。

 

今日読ませていただいた、昨年9月に急逝された芦名星さんのお母さまのインタビュー記事( NES ポストセブンさんの記事、" 芦名星さんとの突然の別れから1年 母が初めて明かす「娘の死の真相」 "(2021年9月3日)によれば、

 

「実は昨年、芦名さんの環境は目まぐるしく変化していました。4月、所属事務所との契約が給料制から歩合制になり、6月には長年二人三脚で連れ添ったマネジャーが異動で彼女のもとを去った。当時は新型コロナの感染拡大も止まらず、仕事をはじめ生活への不安を吐露することもあったと聞いています。  思い詰めやすい性格だったようですし、多くの心配事が重なって最悪の事態になったのだといわれていました」(芦名さんを知る芸能関係者)<記事より>

とありましたしねぇ。いろいろと芸能人さんは本当に大変なんです。そこに今のコロナ禍じゃないですか? 芸能関係のお仕事も必然的に様々な変更や縮小があったりするだろうから、芸能界でお仕事をなさっておられる皆さま方も精神的に大きな負荷がかかっておいでなのではないか? と。

だから、深田さんの早い(ようにわたくしもやはり思える)復帰も、本当に大丈夫なのかしら? と思います。冒頭に書いたように、勿論、彼女が復帰してくださることについては、ドラマ「神様、もう少しだけ」(1998年)の頃から存じ上げている者としては、うれしいことなんですけれどもね。でも、ご無理なさってないかなぁ? と。心配でもあり。

 

はやりすたりが激しい芸能界で生き残る、ということは並大抵のことではないのは今更ここでわたくしが申し上げるまでもないことです。深田さんほどの地位を築いておられても、それでも、やはり次から次へと新しいかたも出てこられるわけだし、そうそう長くお休みされることは出来ないのかな? 

でも、やはり健康あってのお仕事、です。どうか深田さんがご無理なさっていらっしゃらないことを心から願いますし、今後また少しでも不調を覚えられたら、いつでもすぐお休みしていただきたいです。ほんと、何よりもまず健康第一ですからね。どうかお大事になさっていただきたいです。