おひととのつながり、ふれあいがもたらすもの
Bärbel BauerによるPixabayからの画像
当ブログの書き手であるわたくしは、幼い頃からずっとメンタル関連の問題でくるしみ続けてまいりました。特に25歳から35歳までの約10年間はずっとそれこそ「薬漬け」で、本当に本当につらかったです。今振り返っても、あの10年間をよく乗り切れたなぁと(;'∀') まぁ、あくまでも絶対評価において、なんですけれどもね。
そんなわたくし、未だに精神的に不安定なところが多々ございます。でも、これでも一時期(その「闇の10年」など)よりも随分とマシになったと自分では思っているのですよね。
で、そんなわたくしが、メンタルヘルスにおいてとても大事だなぁと思っているのが、おひととのつながり、なんです。これはね、自分が思っている以上にとても大切で尊いなぁと最近つくづく思うのですよ。
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かと言って、わたくしは特別お友達が多いほうだとも思っていないし、未だにこの年齢(もう随分と本当にいい年齢です(;'∀'))になっても、おひと付き合いはとても苦手だったりします。でもね、逆に言うと、この年齢になってきたからこそ、ある程度割り切れるようになったというか。いい意味でね。
おひととのつながり……というと、何かこう密な、濃いものを想像されるかもしれませんが、そうではなくって、日常生活でお出逢いする方々ーー例えば、いつもよく行くお店の店員さんだったり、職場の同僚の皆さまであったりーー、そうした、ある意味ライトな関係でさえ、日々を生きてゆくにあたって、ものすごく支えというか、心によきもの、明るみをもたらしてくれるものだよなぁって、最近とみに思うんです。
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別にね、自分の悩みとか、プライヴェートとかを敢えてお話ししていなくっても、例えば、突然フラッと入った美容室で初めてお出逢いする店員さんとのごくごく他愛もない会話だって、他にも、問い合わせで電話をかけたある機関の職員さんとのやり取りだって、なんて言うのかなぁ、おひととのやり取り、ふれあいってね、ちょっとしたもの、たまたまご縁があったもの・こと、機会であったとしても、おうちにずっとひとりでこもって、誰とも会話をしないよりは全然いい。
あ、勿論、たまのお休み、一人暮らしのかたなら、おうちから一歩も出られなかったとして、すると、今日一日、誰とも話さなかったな、なんて日も当然あることでしょう。別にそれが悪いと言っているわけではないのですよ。そのへんは誤解なきよう。でもね、なんていうのかな、おひととのちょっとした会話やふれあいがね、どれだけ心によい影響を与えるかって、改めてよく考えたらすごいなぁ、って最近のわたくしはつくづく思うわけなんです。
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もしかしたら、わたくしとほんの一瞬でもご縁を持ってくださったかたは、とりたててわたくしと相対するひとときを、そんなふうには思ってはいらっしゃらないかもしれない。でも、やっぱりね、おひとと会話すること、コミュニケーションを取らせていただけること、お相手のかたのお顔を拝見出来ること、実際にご一緒させていただけること、というのは恵みだよなぁって思うんです。
勿論ね、おひとの中にはどこか合わないかたもいらっしゃるでしょうし、駅でぶつかって来たのに何も言わず足早に去っていくかただっていらっしゃることでしょう。(かなしいことですが) でも、大抵のかたとのご縁はどれも本当にありがたく尊いものであり、そうしたなんてことはないおひととのふれあいが、心の健康にどれだけ役立っているかって、わたくしはやっぱり思うんです。
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元気ないとき、落ち込んでいるとき、というのはどんどん自分の殻に閉じこもってしまいがちで、とてもじゃないけれど、おひとのことまで余裕をもって見られなくなります。だから、つい狭量になってしまうこともあるし、変にイライラして、すれ違うかたのことがみんな敵だとも思いかねない。ときには、誰しも、それくらい切羽詰まってしまうこともあると思うんですよね。そんなとき、ふと馴染みのお店によって、店員さんと交わした何気ない会話で、いつもの自分を取り戻せたり。ほんと、ライトな関係にもね、沢山の「よき点」があると思うのですよ。
そして、精神的にぎりぎりになりそうなとき、というのは、なんてことはない、そうしたごくごく軽い、日常の人間関係が、実はものすごく癒しになったり、支えになったりもするのですよね。勿論、何でも話せる大親友と呼べるかたや、普段定期的にお世話になっているコーチさんやカウンセラーさんなどがいらっしゃるなら、それはそれは本当に素晴らしいことですが、たとえ、そうした方々がいらっしゃらなくとも、日々、「おひととの交わり、ふれあいの中で生きること、そうした関係の中で生かされている自分」というのは、心の健康を考えてゆく上でとても大事だと思うし、ある意味不可欠だと思うのです。
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誰もが皆、この宇宙船地球号の乗組員ですものね。ご縁をいただいたかたとは出来るだけあたたかく優しいやり取りが出来てゆけますように。まずは目の前にいらっしゃるかたを大切にすることから。ひとはひとりでは生きてゆけません。だからこそ、おひとを大切に。勿論、それ以上に、それ以前に、まずは自分を大切に。あたたかな愛を交わしてゆけますように。当記事をご覧くださっているあなたさま、そして、芸能界でお仕事をなさっておられる全ての方々もそうでありますように。心から祈ります。
2020年は沢山の芸能人の方が自らこの世を旅立つ選択をなさいました。美しくきらびやかな芸能界=過酷で熾烈な競争社会でお仕事をされている全ての方のお心の健康が守られることを願い、この署名を始めました。どうぞ宜しくお願い致します。 https://t.co/7LQHd7byl8
— Carry on Mr. Haruma's spirit / 璃い(りい)@春馬くんの精神を継ぐ (@harumakun_info) September 3, 2021