芸能界におけるメンタルヘルスケアの広がりを求めます

芸能界で働く全ての方に対するメンタルヘルスケアがより充実したものとなりますように

芸能界にいらっしゃるかたには高いレジリエンスが求められる

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tamara huertasによるPixabayからの画像

 

ひとつ前の記事で「セルフ・コンパッション」について書かれた御本をご紹介いたしましたが、そう言えば、自分をどれだけ思いやれるかってことは、イコール、レジリエンスを意味するよなぁ、と思いました。

 

レジリエンスとは、簡単に言えば、「ストレス耐性」と、あとは自分でどれだけ回復していく力を持っているか? ということを意味します。つまり、何らかの逆境や試練に遭っても乗り越えてゆける力のことですね。

 

こと、競争が激しく、その時々の流れも頻繁に変わりやすい芸能界にいらっしゃるかたは、一般社会で生きているわたくし達以上に、高いレジリエンスの能力が求められるような気がいたします。

 

とは言っても、そのレジリエンス、一朝一夕に身に着くものでもなく。端的に言うなら、修羅場を経験すればするほど、その力もつく……? のかもしれません。でも、それ以前に、もっと、このレジリエンスについて、例えば、研修などを受ける機会があるとよろしいですよね。

 

きっと芸能界に入るくらいのかたというのは、普通の一般のかたと比べて強い個性をお持ちなのだろうし、長く生き残ってゆかれるためには、強い負けん気もある意味、必要でしょう。でも、それだけでは長くやってゆけないのはここで言うまでもありません。厳しい競争社会の中で長く生き残ってゆくためには、当然、変化への対応力も求められてまいります。

 

そんなとき、レジリエンスという概念を知っておられて、それについての学びを積んでおかれたら、困難や試練への対処法もまた変わってくるのではないでしょうか? 今、漸(ようや)くビジネス界でもこのレジリエンス、だいぶ話題になってきておりますが(?)、芸能界の中でもこうした概念が広まって、この力を高めるようなケアも織り込まれていったらな、と思います。

 

 

 

最後までお読みくださいまして、ありがとうございます。