芸能界におけるメンタルヘルスケアの広がりを求めます

芸能界で働く全ての方に対するメンタルヘルスケアがより充実したものとなりますように

普段からメンタルヘルスの問題に興味・関心を持つこと

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mohamed HassanによるPixabayからの画像

 

今回は、芸能界におけるメンタルヘルスケアの問題を考えるときに、わたくし達一般人が出来ること……の一環として、普段からメンタルヘルスの問題に興味・関心を持つことの大切さについて、改めて考えてまいりたいと思います。

 

皆さまは普段、どのくらいメンタルヘルス関連の話題に自らの意識を向けていらっしゃいますか? あまりそうしたことには興味・関心はない? 時々気になる程度? まぁ、それはそれぞれに個人差がありましょうね。それはおひとりおひとり違っていて当然ですし、いつもそうした話題やテーマに触れておかなければならない、ということではありません。

 

けれど、身体の不調については、皆さま、敏感でいらっしゃるのではないでしょうか? 日常生活の中でちょっとつかれがたまっていたり、たまに風邪をひいたり。あと、お仕事で無理が続くと肩や腰に来たり。睡眠不足で頭痛が多いなぁ、ってかたもいらっしゃるかもしれません。

そう、わたくし達って普段、健康の話題には結構興味・関心があるのですよね。特にお年を重ねれれば重ねるほど、病気自慢? と思いかねないほど、多くの方がそれぞれに「ここが悪くてね」といった話題をされます。それって、やっぱり身体の健康が日常生活の土台となっている……というか、健康でないと、日常生活にも支障を来たすから、なのですよね。だから、自然とこうした話題に触れることは多くなる。

 

でも、その反対に、一体どれだけのかたが心の健康についてお話しになるでしょうか? 「今日はちょっとイライラしてね」とか「今日、あんなことがあってね、怒っちゃった。信じられなーい!」などと、所謂(いわゆる)愚痴レベルで(失礼!)心の状態について触れられることは多くあることでしょう。でも、本当にーー真面目に、一体どれだけの方が、日々体温を測るように、その日のご自分の心の健康状態について留意なさっておられることか? そのへんのチェックって、実はものすごく大事なことなんですけれどもね。

 

これはもしかしたら、学校教育にも問題があるかもしれません。幼い頃から、もっとメンタルヘルスリテラシー教育を受ける機会があったなら、わたくし達も日常的に心の健康状態に気を配るのではないかな? と思います。そこらへんもまだまだ、ですよね。日本は。

 

そう、日本も、もっともっと日常的にメンタルヘルスについての情報や学びが出来るような社会になってゆかなければなりません。前の記事でも申し上げましたが、心の健康も身体の健康も同じくらい大事です。だからこそ、普段からもっとわたくし達がメンタルヘルスについて興味・関心を持つことが必要だとわたくしは思います。それは絶対……とは言いませんが、でも、そうした領域を普段から意識しておくことは人生においてとても大事だし、そうした話題が社会の一般常識となるくらいになってゆかないと。

わたくし達が心の健康状態にもっと気を配るようになれば、それこそ、結果的に身体の健康増進に繋がるかもしれません。医療費削減が歌われて久しい令和の時代、まさに全人的な医療が求められているとわたくしは思います。その「全人的な治療」には言うまでもなく、心の領域も含まれています。心の健康に興味・関心を持つことは、ひとがよりよく生きてゆくこと、或いは、社会全体の健全化を目指すためにも不可欠なのです。

 

ーー 最後までお読みくださいまして、ありがとうございます。