芸能界におけるメンタルヘルスケアの広がりを求めます

芸能界で働く全ての方に対するメンタルヘルスケアがより充実したものとなりますように

ORICON NEWSさん の記事 "芸能界で相次ぐ自死、芸能人のメンタルケアと「自らを守る」当事者団体の必要性" 2020.10.16 より その5

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Free-PhotosによるPixabayからの画像

 

三つ前のpost に引き続き、今回も ORICON NEWSさん の記事 "芸能界で相次ぐ自死、芸能人のメンタルケアと「自らを守る」当事者団体の必要性"(2020.10.16)、こちらにを取り上げます。

 

 

三つ前の post では、 同記事の中の " レディー・ガガもクスリ服用を告白するアメリカ、「病院へ行くことを敬遠してしまう」日本 " という項について触れさせていただきました。

 

今回は同記事の最後の項、" 垣根を超えた体制作りの動き、芸能人による当事者団体の必要性も " について、見てまいります。

 

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こちらの項の中で、日本エンターテイナーライツ協会』様の佐藤大和弁護士このようにおっしゃっておられます。

 

「日本では、現状、俳優など実演家らによる団体がまだまだ少なく、団体を作りにくい環境でもあります。ですが、健全な業界を作るためには、今後は芸能人らがユニオンを含んだ当事者団体等を作り、その団体等を通して、自らの権利を守るために問題提起をしたり、相互にケアをする仕組み作りをしたりしていくことが、強く求められると思っています」

 

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そう、まずは何よりも芸能人の方々の地位を向上させるためには(=プロダクション様と同レヴェルとする)、まず、芸能人さん達が自ら主体的に声を上げていっていただくことも非常に大事なのですよね。

 

なぜなら、当事者だからこそ見えてくるもの、お感じになっていらっしゃる物事、というのがきっと沢山おありだろうだから。

 

おひとりおひとりはそれぞれに日々非常に過酷な環境下におられて、ストレスフルでいらっしゃったとしても、当事者同士が集まり、団体として声を上げてゆかれるのなら、またそれでこそ伝わるものもありましょうし。

 

芸能人さんと言えば、それぞれおひとりおひとりがライバル同士……ということにもなりかねませんが、けれど、ご自分たちの労働環境をよりよくしてゆかれるために、是非今後、何らかの形でまとまって声を上げていっていただければな、と思います。

 

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幸い、今は少しずつ芸能界の流れも変わってきているように感じます。例えば、元 SMAPさん のメンバーさんでいらした、「新しい地図」の御三方の今のご活躍を見れば、随分と希望が持てます。その他にもね、以前では考えられなかったような動き(特に若手を中心に声をあげられることが多い)も増えてきておりますしね。

 

少しずつ、本当に少しずつでも、古い悪しき習慣などが廃れていって、芸能人の方々にはこれまで以上によりよい環境でお仕事をしていただきたいと願って止みません。どうかこの流れが様々に加速してゆきますように。そう心からお祈りいたします。

 

最後までお読みくださいまして、ありがとうございます。